親戚のおじやんが来た。学校の先生をやってるらしい。停留所で待ってっと

ボンネットバスが停まり、車掌さんが降りてお客さんから一人ずつ切符を

受け取る。そして三人目がおじやんだ。高ちゃっぽをかぶって、でっけぇ

カバンを掲げている。

オレは中学生と一緒に遊んでいたげんと、雑貨屋さんの前に立つおじやんに

近づいた。

「きんぞう君はいくつになったかな?」

なんて、ゆっくり聞いた。その後でオレらにガムをくれる。中学生が

喜んで近寄ると、みんなに聞いた。

「君たち・・好きな科目は?」

「う~・・国語!」

「そうか、好きな言葉は?」

「えーと、棚からぼた餅!」

 

**********

おじやん=おじさん

高ちゃっぽ=山高帽

~していたげんと=~していたけれど

**********