学校の教室がら眺めるイチョウと糸ヒバの枝に白いものが

見えはじめた。雪だ。吹っかけ雪だったものがだんだん

本降りになってきて、暗い空がらボッサボッサ振ってくる。

カズやんが外ばっかし見でっから、先生も窓に近づいて見た。

「これは積もんなぁ」

先生が言うと、みんなして、

「センセ、雪合戦やっぺよ!」

「雪が止んで・・明日だな」

学校ひけでがらオレらは田んぼの上の土手っこさ、ソリを

二台もって集ばった。ジャンケンで順番を決めて二人ずつ

乗って坂を滑り降りる。

六年はまさがに上手だ。すげぇ速さで足をつかねぇで一気に滑る。

「百キロぐれぇ出だんべ!」

そうだごどをかっちゃべりながら又、ソリを土手まで引っ張り上げた。

 

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学校ひける=放課後

土手っこ=土手

集ばる=集まる

かっちゃべる=しゃべる

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