みんなでレンゲ畑で相撲を取った。五年のたくやんは体格も

いいし相撲が強い。オレが何回つっかがっても簡単に負けっちまう。

カズやんもかなり粘ったげんと、結局は負けた。シンちゃんは

レンゲの葉っぱで背中に色が付いた。

「あっ、お母さんに叱られますよ」

マー君が心配してシンちゃんの背中に手を当てて優しく言った。

だいじだ・・」

その声が小さく響いた。オレは何だか心配になって、マー君と

シンちゃんの家まで送って行くと、晩方でみんな忙しくしていた。

「何だ!こうだに汚して!」

それを聞いたマー君が、頭を下げて言った。

「ボクと相撲とって汚れちゃったんです・・」

「マー君に負けるわげあんめー」

これはウソだとバレた。

 

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つっかがる=突きかかる

~げんと=~けれど

だいじ=大丈夫

こうだに=こんなに

~あんめ=~ない

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